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診療科・部門 Section

診療科・部門 Section

耳鼻咽喉科

外来診療担当表

診療診療時間
午前9:00~11:30久保田久保田紹介のみ
完全予約制
紹介のみ
完全予約制
久保田第1.3久保田
旭川医大
第2.4休診
午後13:00~16:00久保田久保田紹介のみ

完全予約制
久保田久保田
夕 診17:00~18:30久保田久保田久保田

令和5年9月1日より耳鼻咽喉科外来の診療体制が、上記の通り変わります。日頃お世話になっている皆様に、ご承知の程よろしくお願いいたします。

水曜日・木曜日の紹介患者様につきましては、時間予約の都合上、お手数ですが担当医まで受診予約のご連絡をいただきますようお願い申し上げます。                  
                                

診療科の特色

当院の耳鼻咽喉科では患者様のみみ、はな、のど、くびのお困りごとに対し気軽にご相談いただけるよう心がけております。外来での診療に加えて、入院による治療(点滴や手術・処置:緊急対応も可能です)も行える体制を整えております。また平日(月~木)は夕診(受け付けは18時半まで)を開設しております。

院内の他の診療科に加え、大学病院や関連施設の医師とも連携しつつ診療に当たらせていただきたいと思います。手術につきましても耳・鼻・のどに加えて、甲状腺や耳下腺・顎下腺などの頭頸部腫瘍(良性)についてもご対応いたします。

取り扱う主な疾患

耳鼻咽喉科は、耳(聞こえにくさ・めまい・顔が動かないなど)、鼻(鼻炎・くしゃみ・鼻づまり・鼻血・匂いの障害など)、のど(声枯れ・のどの痛み・いびき・味の異常・のみこみにくさなど)、頭頸部疾患(リンパ節の腫れ・甲状腺や耳下腺の腫瘍など)などを対象とする科です。

担当医師のご紹介

久保田 瑛進
  • 耳鼻咽喉科医員
  • 久保田 瑛進(クボタ アキノブ)
役職 耳鼻咽喉科医員
専門分野 耳鼻咽喉科・頭頚部外科、「第13回 市立函館病院緩和ケア研修会」修了
所属学会 日本耳鼻咽喉科学会
出身大学 旭川医科大学(平成29年卒)

補聴器外来開設のお知らせ

この度補聴器を取り扱う岩崎電子函館補聴器センター様の協力を得まして、当院にて難聴患者様を対象にいたしました補聴器外来を開設しました。

補聴器外来は当院耳鼻咽喉科医師の診察に加えて、認定補聴器専門店である岩崎電子函館補聴器センターのスタッフが補聴器についての相談にご対応させていただく形となっております。
通常の補聴器店の店舗での対応に加え、耳鼻咽喉科医への相談が可能となっておりますので、より安心して補聴器の装用・購入へご検討いただける環境となっております。

補聴器外来は予約制となっており、最初に当院耳鼻咽喉科の通常外来を受診いただき、医師が補聴器装用の適応と判断した患者様や、補聴器についての相談が必要と判断しました患者様につき受診いただく形となっております。なお耳鼻咽喉科医師の立場として、適正な補聴器販売と使用が求められると考えておりますので、耳鼻咽喉科医師の診察を経ないで補聴器外来のみの予約を取ることはお断りしております。
月2回の午後(日程は月により異なりますのでご確認願います)に外来日を設けております。詳しくは耳鼻咽喉科医師や外来にご相談いただければ幸いです。

「聴こえない」、「耳が遠い」といった難聴でお困りの方やご家族がおりましたら、一度当院耳鼻咽喉科にご相談ください。

補聴器装用や相談希望の方の流れ

耳鼻咽喉科受診(検査・診察・問診)

補聴器装用の適応と判断した場合は補聴器外来予約

補聴器外来受診(初回:補聴器貸し出しや調整)

何度か受診いただき、調整がうまくいけば購入、調整の継続

アレルギー性鼻炎花粉症

 花粉症は植物の花粉に対するアレルギー反応で、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみといった症状を引き起こす病気です。花粉症は正確にはアレルギー性鼻炎・結膜炎という病名で、スギやシラカバ、ハンノキなどの植物の花粉に対するアレルギーをまとめて花粉症といいます。

花粉症の原因となる植物について函館近郊の道南地方では3~4月にはスギ・ハンノキ、4~5月にはシラカバ、5~9月はイネ科植物(カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、8~9月にはキク科植物(ヨモギなど)が原因になることが多いとされます。
その他、ハウスダスト(ホコリ)やダニ・イヌ・ネコの毛などに対するアレルギーもあり、これらは一年中鼻の不快な症状を起こしてしまいます。
現在は採血検査でアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を知ることもできます。

 治療はご自分でできることにはマスクの着用やこまめな掃除、部屋の換気などがありますが、症状がひどい場合は薬(飲み薬、点鼻薬)の使用をお勧めします。処方箋がなくとも買うことができる薬もありますが、病院やクリニックで処方できる薬はさらに進化しており、眠気が出にくく、より効果の高い薬を処方できます。その他にも病院でできる治療としてアルゴンプラズマによる治療や舌下免疫療法と呼ばれる治療もございます。
 また花粉症やアレルギー性鼻炎ではなく、鼻の中の曲がり(鼻中隔彎曲症)や鼻茸・副鼻腔炎(ちくのう症)などで症状が出ていることがありますので、鼻の不快な症状があれば耳鼻咽喉科の受診をお勧めしております。

ナビゲーションシステムを用いた副鼻腔炎の手術

 副鼻腔炎(蓄膿症)の手術は、現在内視鏡で鼻の中を観察しながら鼻内から行うのがスタンダードになっております。当院でも内服治療や処置で改善しない副鼻腔炎や手術治療でないと治りにくい副鼻腔炎(例:上顎洞真菌症など)につきましては手術での治療をお勧めしております。同時に鼻の中の曲がり(鼻中隔湾曲症)への矯正手術や下鼻甲介への手術も合わせて行うことも多くなっております。

 当院では副鼻腔炎の手術の際はナビゲーションシステムを導入しております。

 ナビゲーションシステム(medtronic社:STEALTHSTATION ENT NAVIGATION SYSTEM)とは、カーナビに近いシステム(自動音声で話してはくれませんが)で手術をしている際に鼻副鼻腔のどこを処置、開放しているかを術者に知らせてくれるシステムです。鼻の中は非常に複雑で道に迷いやすい構造になっておりますが、どこを手術しているかを知らせてくれることで、正確(処置するべき個所を正確に処置する)かつ安全に(鼻の手術は脳や眼にも接しているので合併症が起きる可能性があるが、ナビゲーションの使用で危険は少なくなる)手術を行えるものと思います。
 副鼻腔炎の治療の選択肢として当院では内服処置だけではなく手術処置も検討可能ですので、お困りの際は一度ご相談をお願いします。 

アレルギー性鼻炎におけるアルゴンプラズマ療法

鼻がつまるアレルギー性鼻炎の方へ~アルゴンプラズマ療法(凝固法) ~

鼻の中の腫れた粘膜をアルゴンブラズマで焼灼、凝固し、腫れを引かせて通りを良くする治療法です。花粉症やアレルギー性鼻炎で特に鼻づまりが強い方や、薬を飲んでも、スプレーをしても良くならない方、もしくは薬を飲みたくない方にはお勧めさせていただいております。

治療を受けられない方

  • 重症の心臓病などがある方
  • 小学生以下は難しいです(高学年は実施可能か検討します)

治療の方法

  1. 鼻の中に麻酔の薬をついたガーゼをつめて、約30分間待ちます。
  2. 手術室に移動してガーゼを抜き、鼻の中に細長い棒を入れ、アルゴンプラズマを吹き付けます。両側で10分程度です。痛みや出血はほとんどありません。
  3. 病院にいる時間は半日くらいです。
  4. 当日のみ激しい運動、飲酒は避けて下さい。
  5. 治療後1~2週間は鼻の中にかさぶたが付いて鼻がつまりますが、その後徐々に通りが良くなります。

治療の効果

ほとんどの方に鼻づまりの改善がみられます。半年から1年後に再び粘膜が腫れて、鼻がつまる方もいらっしゃいます。その場合、治療を繰り返すことができます。長い目で見れば他の治療法に比べて経済的です。

NIMシステムを用いた甲状腺手術、耳下腺手術

 甲状腺手術は甲状腺腫瘍や甲状腺がん、バセドウ病などに対し行われますが、反回神経という声帯を動かす神経が甲状腺の後ろにありますので手術の影響で神経の働きが悪くなり、声がれ(嗄声)や飲み込みにくさが後遺症として出現することもあります。

 また耳下腺腫瘍に対する耳下腺手術においては耳下腺内に顔面神経が貫いた構造になっているため、術後に顔の動きが悪くなる(顔面神経麻痺)ことも起こりうるとされております。
当院では反回神経や顔面神経を可能な限り残せるように術中、NIM VITAL™(medtronic社)という器械で神経を刺激し確認しながら手術を行っております。神経は細い糸のような形ですので、これまでは神経を探すのに時間がかかることも多かったのですが、このシステムを用いることで時間の短縮が可能で、患者様の体への負担が少なくなることが見込まれます。また反回神経麻痺や顔面神経麻痺の合併症のリスクも低減できるものと信じております。
 
当院では頸部(耳下腺・甲状腺)手術の際はほぼ全例使用するようにしておりますので、甲状腺や耳下腺の手術をお考えの方は当科にご相談いただければと思っております。
 
状腺手術は甲状腺腫瘍や甲状腺がん、バセドウ病などに対し行われますが、反回神経という声帯を動かす神経が甲状腺の後ろにありますので手術の影響で神経の働きが悪くなり、声がれ(嗄声)や飲み込みにくさが後遺症として出現することもあります。
 また耳下腺腫瘍に対する耳下腺手術においては耳下腺内に顔面神経が貫いた構造になっているため、術後に顔の動きが悪くなる(顔面神経麻痺)ことも起こりうるとされております。

当院では反回神経や顔面神経を可能な限り残せるように術中、NIM VITAL™(medtronic社)という器械で神経を刺激し確認しながら手術を行っております。神経は細い糸のような形ですので、これまでは神経を探すのに時間がかかることも多かったのですが、このシステムを用いることで時間の短縮が可能で、患者様の体への負担が少なくなることが見込まれます。また反回神経麻痺や顔面神経麻痺の合併症のリスクも低減できるものと信じております。
 
当院では頸部(耳下腺・甲状腺)手術の際はほぼ全例使用するようにしておりますので、甲状腺や耳下腺の手術をお考えの方は当科にご相談いただければと思っております。