定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは
定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、ヘルパーと看護師が連携し、介護と医療のケアを必要な時に受けることができる定額のサービスです。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービスは、次の3種類があります。
定期巡回サービス
定期巡回のサービスは、1日に複数回、定期的にヘルパーが自宅に訪問してくれます。訪問したヘルパーは、食事や入浴、トイレの介助などの介護のケアを受けられます。
随時対応・随時訪問サービス
随時対応型のサービスは、事前に高齢者宅に設置した通報機器(「ケアコール端末」)を使って高齢者本人または家族が必要な時に事業所に通報します。
事業所は24時間体制をとっており通報を受けたオペレーターからアドバイスを受けたり、事業所のヘルパーが自宅に訪問してくれて、介護のケアを受けることができます。
訪問看護サービス
連携先の訪問看護ステーションの看護師と助言指導を受ける機会や月1回程度の定期訪問で健康チェック等を受ける事が出来ます。
ご利用までの流れ
1.要介護認定申請
定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスを利用するためには、市区町村の介護保険担当課に認定調査の申請をしていただきます。
2.ケアプラン作成
要介護1~5と認定された方は居宅介護支援事業所がケアプランを作成します。
3.事前訪問
事前にご訪問して、サービス内容の確認やお身体やご病気についての質問をさせていただきます。
4.ご契約
定期巡回・随時対応型訪問介護看護計画書を作成し、再度訪問させていただきます。
同意をいただいたうえでお渡しします。
これに前後し定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス契約書を記入していただきます。
5.サービス開始
計画作成責任者がホームヘルパーと同行して訪問し、サービス内容、サービス手順に従ってサービスを行います。
<私達はこのように訪問しています>
8:30 訪問サービス開始
排泄援助の利用者様は、介護者が旦那様で老々世帯。
トイレ誘導し排尿があった。口腔内乾燥しているため、水分補給。
不安があるため、次は2時間後に訪問予定。
この方は、排泄援助の為、
訪問時間 8:00、10:00、12:30、15:00、17:00、20:00、23:00、1:00、3:00、5:30と毎日訪問しています。
9:30 随時訪問(臨時で訪問)
予定にないサービスですが、昨日訪問した介護職員から鼻水と痰がらみがあったとの情報。
看護師が状態確認の為、臨時で訪問。
微熱と痰がらみが強く、受診の必要性ありと判断し、介護職員に連絡。ちょうど訪問が終わって次の訪問まで、1時間位空いている介護職員がおり、病院受診介助を実施。
かぜ薬が処方、その旨担当ケアマネージャーに報告。
薬を自己管理できない利用者様の為、薬服用の時間に合わせて、訪問回数を増やして対応しました。(結果悪化無く治療)
11:00 緊急システムが作動
体調が悪く、嘔吐していると介護している娘さんからの緊急コール。
すぐに看護師が訪問しましたが、嘔吐が止まらず、血圧も下降しており、救急車を呼んで、輪番病院へ搬送。
搬送先の医師へ状態を報告。入院となりました。
(ちなみに緊急システムを受けた時の会話の内容は、すべてパソコンに録音されています。)
担当マネージャーへ事後ですが連絡。
14:00 緊急システム作動
便が出たけれど、どうして良いかわからないと介護している奥様からの緊急コール。
老々世帯で、奥様が介護していますが、利用者様は、体格が良く、かなり肥満の方で、寝たきりの為、奥様には排便処理は無理で、排便の時は緊急システムを鳴らして下さいと指導していました。
訪問し、排便処理、陰部・臀部は温湯で洗浄し、清潔にしました。
16:30 夜勤者へ本日の申し送り
緊急コールの内容など伝えています。
訪問介護・看護サービスについて
当院では、要介護高齢者の皆様が、
ご自宅で安心して生活できるように、
訪問介護・看護サービスをおこなっています!
利用者対象者
居宅要介護(要介護1〜要介護5)の方が対象です。
- 定期巡回サービス
- 介護員利用者様のご自宅を定期巡回して、日常生活の介護サービスを行います。
- 随時訪問サービス
- 随時訪問が必要と判断した場合には、介護員が利用者様のご自宅を訪問し、介護サービスを行います。
- 随時対応サービス
- 24時間・365日、利用者様または、その家族からのコールにお答えし、相談援助やサービスを行います。
- 訪問看護サービス
- 医師の指示に基づき、看護師等が利用者のご自宅を訪問し、療養上のケア、または必要な診療を行います。