とても怖い検査と思っていませんか?
最近、胃がんは減少傾向にありますが、やはり、まだがんの中では最上位を占めるがんで、早期発見により手遅れになる前に治療をすることができます。
当院でも、毎年何十人もの胃がんが発見されています。
そのうち何人かは早期胃がんで、開腹することなく、内視鏡的にがんを切除しています。
そのために、胃カメラの検査は必須でありますが、皆さんは胃カメラと聞くと、とても怖い検査だと思っていませんか?
最近、ニュースなどで「胃カメラを鼻から入れる(経鼻内視鏡)と苦しくなく、検査ができる」と取り上げられているのをご存知かと思います。
従来の口から入れる胃カメラでは、舌の付け根である舌根が圧迫され、検査中何度も「オエッ」と吐きそうな、苦しさを感じることもあります。
これは、咽頭反射と呼ばれる反射で(誰でもノドに指を突っ込むとオエッとなりますね)、防ぎようがありません。
当院の検査は鎮痛剤を使用するため、寝ている間に終わってしまいます。
また、胃カメラを鼻から入れる(経鼻内視鏡)も選べますので、鼻から入れると舌根に触れませんから、咽頭反射無く、楽に検査が受けられ、会話さえ可能です。
内視鏡は、胃、十二指腸、大腸を見ることができます。
大腸がんは年々増加傾向にあります。
ポリープも日常的に切除をしています。大腸カメラについても、ご希望があれば、鎮静で楽にできます。
ですから、内視鏡検査は優しく、できるだけ患者さんに負担をかけないように行っています。胃・大腸カメラと聞くと、とても怖い検査と思われている方は、ぜひご相談下さい。
早期発見で治療できる病気を、1度チェックしてみてはいかがでしょうか?